株式会社日本HP×新しい働き方LABの共同企画「私をつくるクリエイティブ」。
2020年8月には、クリエイターの活動を後押しするコミュニティ「Creative LAB」がスタートしました。Creative LABの発足を記念し、クリエイティブをテーマに開催されたYouTube対談「Creative LAB On Air」を配信しています。
12月2日(水)には、5回目となるトークライブが開催され『体をクリエイティブ』をテーマに熱い会話が繰り広げられました。
己の肉体を追い詰めることは、果たしてクリエイティブといえるのか?!
ナビゲーターは、新しい働き方ラボ和歌山コミュニティマネージャーのシモカタセイジ。
ゲストに、株式会社日本HPコンシューマビジネス本部製品部の柴田雄紀氏と、新しい働き方LABのお2人を迎え、さまざまな角度から体とクリエイティブについて考えました。
時にストイックな4人が繰り広げる、熱いトークの内容をハイライトでお届けします!
《ゲスト》
▼柴田 雄紀氏(バタヤン)
株式会社日本HPコンシューマビジネス本部製品部。個人向けノートパソコンのSpectre(スペクトル)、ENVY(エンヴィ)の製品担当。3年と6ヶ月前にHPへ転職。前職はバイクの研究所に勤務していた無類のバイク好き。家族構成は妻、長女、次女の4人家族。元々は野球を趣味としていたが、次女が産まれたのをきっかけに時間を効率的に使える筋トレに目覚める。2020年に本格的にコンテストに出場し始め、埼玉のボディコンテスト(FWJ)のフィジーク部門で2位を受賞。来年に向けて更にボディメイクに磨きをかけていく。
▼甲斐田 礼華氏
新しい働き方LABバンコクコミュニティマネージャー。Webマーケター・オウンドメディア編集長として活動する2児の主婦フリーランサー。小学生の頃、「強い女性」にあこがれを抱いて空手を習いだし、極めすぎてついたあだ名は「空手王」。大学生時代はフットサルに夢中。30歳になって夫の仕事の関係で引っ越したタイでムエタイを習い始める。世界チャンピオンや伝説のブアカーオのコーチから学び、試合のオファーも受けるほどに。現在は東京に滞在、近所のキックボクシングジムに通うことが生きがいになっている。
Twitter:@ayakatoreika
▼堂本 秋次氏
新しい働き方LAB札幌コミュニティマネージャー。Lancer of the year 2016を受賞した、翻訳家・英語学習メンター。「身体は鍛えてなさそうだが、そういう人の視点の意見も大事」ということで呼ばれたものの、どうして自分がここにいるのかまだ分かっていない。仕立屋でスーツやジャケットをフルオーダーするのが趣味であるため、体型を維持するべく最低限の運動はしている。また、大学時代は演劇サークルの座長だったため役者としての基礎練などの経験はある。
英検1級、単検1級、国連英検A級、TOEIC 965、ESAC®認定 英語学習アドバイザー資格取得。英語学習のオンラインサロン、Wordsmith Club 創立者。
Twitter:@Akitsugu_Domoto
目次
筋肉のバランスを考えてボディメイクする競技。それがフィジーク!
まずは、柴田氏のプロフィールに記載された気になる受賞歴、「ボディコンテスト(FWJ)のフィジーク部門で2位」 この部分に注目したナビゲーター。
一般的には耳慣れないこの“フィジーク”という競技を柴田氏が、かみ砕いて説明してくれました。
これがフィジークという競技!
●ボディコンテストのフィジーク部門を一言でいうなら、“ビーチで一番かっこいい体選手権”
●ボディビルのような“THEマッチョ”な体型を競うのではない。フィジークはマッチョすぎてもダメ!
●フィジーク部門で理想とされる体は、いわゆる逆三角形型
肩は広く背中はV字、ウエストは細く、足はスラっと… 極端に例えるなら、男性のトイレマークの形。
もともとは社会人野球チームに所属し、筋トレ好きだった柴田氏。
しかし、野球とフィジークとでは求められる筋肉がまるで違うそうです。
これがフィジークで求められる筋肉!
●逆三角形型が理想なので、肩や背中は鍛え上げるが、ウエストはなるべく太くしない。
●腕や足は鍛えなくていいかというと、そうではない。
体型を絞った時に筋肉の筋が見えるように、腕や足にも適度な太さをつけていく。
そういった筋肉のバランスを考えて“ボディメイクする”。それがフィジークという競技だと柴田氏は話します。
あるとき、時間を効率的に使える筋トレに目覚めた
野球をしていた頃は試合前のウオーミングアップから試合、そして飲み会までが1セット。そこに相当な時間を費やしていたという柴田氏。
より効率の良い競技を考えたとき、一人でできる“筋トレ”という選択肢にたどり着いたそうです。
24時間営業のジムを利用すれば、早朝や深夜にもトレーニングができる! 家族との時間も大切にする同氏。1日がかりだった野球時代と比べ、効率的に鍛えられるようになったメリットは大きかったようです。
「トレー二ングに効率性を求めるところが、すごく戦略的だと思います」と甲斐田。
「バタヤンさんにとってボディメイキングとは、何でしょうか?!」 前のめりで質問が飛び出します。
自分のなりたい体になる。それがボディメイク
トレーニングと聞くと一般的に、辛いイメージを持ってしまいがち。
でもそれはちょっと違うと考えているのだとか。柴田氏がボディメイクに対して持っているのは、自分の身体をクリエイティブに作るというイメージ。ボディメイクと減量とダイエットとでは、意味合いがぜんぶ違う。
そこをしっかり定義づけ、体重を減らさなければいけないという概念を取り除くことで、ボディメイクをするハードルは低くなるはずだと、柴田氏は考察します。
減量、ダイエット、ボディメイクの定義とは?
●減量
ある期間までにここまで落とさなきゃいけないというのが減量。ある意味、筋肉が落ちようが、脂肪が落ちようが、体の水分を落とそうが、一定の体重まで減らせればOK。
●ダイエット
ダイエットの本来の目的は、実は減量ではなく、その体重をキープすること。そのために食事を管理したり、適度に運動したりして、健康な状態をキープしていくのがダイエット。
●ボディメイク
自分のなりたい体になるのが、ボディメイク。ボディメイクは個人の数だけ存在するといえる。体重の増減が問題ではなく、あくまで「なりたい体になる」ことが大事。
ボディメイキングの考え方。それって仕事とイコールかも?!
今はコンテストが終わり、増量期に入っているという柴田氏。増量期はつけたいところにしっかり筋肉をつける時期。それが終わったら、増量期につけた筋肉がどういう形でついているのかを見ていく減量期に入るのだとか。
「つけたいところに筋肉を増やして、絞りたいところをのちほど絞っていく。それを繰り返していくのですね。やっぱりストイックですねー!」と思わず、ナビゲーター。
ほとんどの人は、筋力をつける過程しか見ていないのかもしれません。
でも、ボディメイクは、こういう体を作りたいという目的があって、そのための過程を考えるわけですね。
「それって仕事とも近いような気が、めちゃくちゃしますね」(ナビゲーター)
理想のボディになるためのアクションがボディメイキングだと考えて、そのための手段が減量や筋トレ、ダイエットかと。
なりたい自分があるから、そこを目指して自分をクリエイトする、極めていく。
こうなりたい、じゃぁそのために何をする?というのが、本当に仕事に通じますね!
「体を作るっていうことも、仕事と同じようにクリエイティブなのだろうなっていうのをすごく感じます。なりたい自分を意識して、そこを目指す。それって、イコールですよね」(ナビゲーター)
趣味も、仕事と同じ。結果を出すことで、ただの道楽ではなくなる
柴田氏にとって、実際、ボディメイクが仕事にプラスを生んだ経験はあるのでしょうか?
その問いに、「結論、プラスしかなかったです」と、言い切ります。
ボディメイクをしていると、トレーニングの時間を確保するためにどうしなきゃいけないのか?ということを逆算で考えるため、生活をコントロールできるという利点がまずあるといいます。
朝5時に起きてトレー二ングしようと思えば、そのためには自分の生活を前日からどうしたら良いのか? そういったことを考える習慣がつくことで、当然仕事にも良い変化が起きていきます。
仕事と趣味は両輪であり、プライオリティは一緒。趣味も仕事と同じように結果を出すことで、ただの道楽ではなくなるのではと続けます。
道楽というのは、次に繋がらないと思っていまして。やっぱり次に繋がってそれが良くなるから、自分にとってプラスになるし、結果があとからついてくる。
良いスパイラルを生むことが、趣味でも重要なのかなと。
それを聞いて反応する堂本氏。
ストイックな方なのだなというのを改めて感じました。趣味と言うからには生産者にならないで消費者に徹してもいいという考え方の人は多いと思います。
でもクリエイティブな仕事をしている人だと、趣味のところからもインプットできたほうが、やっぱり強いですよね。
仕事や自分の価値に変換できるような取り組み方をしていくというのは、重要なことだと思います。
ストイックな人は、自分がストイックだと思っていない説を検証
ここまで話して、今日集まったメンバーはやっぱりみんなストイックだ!と、改めて気づいたナビゲーター。
3人に同じ質問を投げかけます。
「これはストイックな人あるあるな気がするのですけど、ストイックだよねって言われた時、そんなことないよって思うことのほうが多くないですか? 自分のこと、ストイックだと思いますか?」
自分が思うストイックさよりはストイックでないと思いますが、人から見たらそう見えるだろうという自覚はあります。
というのも、できないことができるようになる段階は2つあると思っていて、ひとつは意識してできる、もう一つは意識しなくてもできる。
この意識しなくてもできるのレベルが、人よりも高い分野があると感じています
人からストイックだねって言われると、いやまだこういうところが足りなくて、とか思います。
常に発展途上と思っているから、その段階でストイックだねって言われても、いやいやまだその極みにのぼり詰めてないから!みたいに思ってしまいます(笑)
私は食事面でストイックに思われる機会が多いですね。
大会前とかだと、だいたいサツマイモと鶏むね肉の皮なししか食べなかったり。
でも、自分にとっては当たり前のことなので、自分ではストイックって思ったことがないです
「やっぱりそこですよね。3人とも自分の中のストイックの基準には届いていなかった。その辺りって仕事でも一緒だし、大事なことだなと。僕は体にストイックじゃないクリエイターの代表として勉強になるなと思って、今日は聴いています(笑)」(ナビゲーター)
ストレスとストイックについて、それぞれが思うこと
目標は長期・中期・短期で立て、無理をしすぎないことも大事。
長期目標しかないとKPI(重要経営指標)を追いづらいし、無理をすると楽しくなくなってしまう。楽しくないと続かないし、体にストレスがかかる。
ストレスがかかると胃の調子が悪くなり、体が栄養を吸収しなくなるので、体作りにとってマイナスばかりです。
よくストレスは良くないものとしてなくそうとするけれども、本当にないものにしちゃうのも、かえってストレスがかかるのではないでしょうか。
心に目を向けてそこを見つめることも大事かなと。
ストレスとストイックは、どちらも自分の生きる力から生まれるもの。共通点はあるんじゃないかと思います。
自分の中で良いストレスと悪いストレスがあります。
たとえば、仕事で感じるストレスは自分の成長の糧になるから、ストイックに受け入れたいんです。自分のレベルが上がるだろうっていう確信があるので。
逆に、お皿を洗わないといけない時のストレスは自分の成長と関係ないので、食洗器を買って解決しました(笑)
トークライブは終盤に差し掛かるも、まだまだ聞き足りないメンバーたち。ナビゲーターが柴田氏に質問を続けます。
「体に負荷をかけることで筋肉がつきますよね? でもその負荷自体はある意味、体にストレスをかけている状態。その時の疲れって、果たして心地良いものなのでしょうか?!」
柴田氏の考えはこうです。筋トレは体に物理的なストレスはかかるが、逆に精神的ストレスはトレーニングすることでなくなる。そして精神的ストレスがないことで、体への物理的なストレスも解消できるのだとか。とはいえ精神的ストレスをいかに取り除くかは大きなポイントであり、そのためには一時的に本音をさらけ出すことも大事だと言います。
趣味を本気でやることで充実感を得たり、結果、精神的なストレスがなくなったり。
それが仕事のパフォーマンスを上げることにも繋がるのかなと思っています。
結論、ボディメイクは何も悪いことがない!!
一般的にイメージされる筋トレへの“ハードル”を、とにかく下げたいと語る柴田氏。
そのためにはやはり、繰り返しになりますが、目的は何なのかというところが大切。この体になりたいという目的さえあれば、痩せることだけが目的じゃなくなるのです。
ダイエットも、ボディメイクも、仕事も、クリエイティブも、目的が何なのかを明確にして挑むことが大切!
ボディメイキングって最高だな‼ ということを、最後に皆で分かち合えた夜となりました。
最後に駆け込みで…
柴田氏が扱う日本HPの製品は、ボディメイクと同じくらいストイック!
私のミッションは、製品の生産者たちの思いをお客様にいかに伝えられるかということです。
なんでこういう設計になったのか、なんでこういう機能があるのか、その意図を最大限に伝え、それによってお客様の豊かな生活を実現することが、大切なミッションであると思っています。
そういった意図をしっかり考えて作られているのがENVY、Spectreの特徴であり、思いがしっかりと込められた製品です!
「今回のこの配信も、日本HPさんのENVY 15でおこない、大変スマートでスムーズに配信ができました。いつもありがとうございます! お時間になりましたので、本日はこの辺りで。ご視聴ありがとうございました!」(ナビゲーター)
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https://youtu.be/3akceUMUxFY