現在、日本HP×新しい働き方LABの共同企画で進められている #私をつくるクリエイティブ。この企画にチャレンジするクリエイターには日本HPよりハイスペックPCが貸与されており、新たに取り組むクリエイティブ活動を後押ししています。
今回はこの企画で「クリエイティブの可能性を広げる」をテーマに、YouTubeに挑戦するTomonyさんにお話をお伺いしました。
※なお、このインタビューは新型コロナウイルス感染拡大の影響によりオンラインで行われています。
(聞き手:新しい働き方LAB静岡キャンパス 長濱裕作)
■□■□Tomonyさんプロフィール■□■□
幼い頃からピアノを習い数々の賞を受賞し、一時期はプロを目指すほどだった。しかしながら病気のためピアノの道を断念。失意に暮れたものの、幼い頃から映画好きだったこともあり、新たな表現として2020年の1月からYouTubeをスタート。現在は『あつまれ どうぶつの森』のゲーム動画と、VLOGをメインに投稿している。今後はOBS(※)を使ってゲーム動画の生配信にチャレンジしたい。好きな映画はファンタジーからキレキレのアクションまでなんでもOK。(ホラーは未開拓)
※OBSはOpen Broadcaster Softwareの略で、無料の生配信ソフトのこと。自分が起動している画面をそのまま取り込み出力することができます。ツイキャスやYouTubeライブ配信などでも活用されています。
Twitter https://twitter.com/22nekokon
YouTube http://youtube.com/channel/UCxMow5QY_2KPA7xSWcftUXg
目次
最初は好きで見ていただけのYouTube。「自分で投稿してみよう」そう思ったのがはじまり
今回の企画でTomonyさんは動画編集にチャレンジされているとお聞きしました。
はい。もともとYouTubeに動画を投稿していたので、その経験を活かして企画に挑戦させていただくことになりました。
そもそもYouTubeを始めようと思ったきっかけは何ですか?
個人的にYouTubeが好きだったんですよね。ふだんからYouTubeを見てる時間が長くて、身近な存在だったのが大きいと思います。
でも「見る側」と「作る側」って、結構大きな溝があるような気がします。
個人的にYouTubeが好きだったんですよね。ふだんからYouTubeを見てる時間が長くて、身近な存在だったのが大きいと思います。
でも「見る側」と「作る側」って、結構大きな溝があるような気がします。
それでいうと、たまたまYouTubeを見ていて、旅行をしている女性がスマホで撮影した動画をそのままアップしていたんですね。それを見て、失礼ながら「私でもできるかもしれない」と(笑)。
(笑)。でもそういうきっかけとなるような動画があるって素敵なことですよね。
やっぱり細かく編集された動画は作るのが大変だし、ハードルが高いと思うんですよね。編集しなくても良い動画を撮ればいいんだ、という発想はとても魅力的に思えました。
最初に撮った動画はどのようなものだったのでしょうか。
最初の動画は旅行のときに撮ったもので、ホテルの部屋を紹介するルームツアーでしたね。でも撮影したつもりが動画が撮れておらず、静止画をつなぎ合わせて無理やり動画にするという…。
それはもはやスライドショーですね(笑)。
本当にそうですね(笑)。その動画は一旦アップしたのですが、やはりヒド過ぎると思って今は見れない状態にしています。でもその経験がとても楽しかったんですよね。「次はもっとうまく撮りたい」そう思いました。
スマホでやっていた動画編集がPCに変わり、学びが加速
ちなみにこれまで動画編集はどのようにやっていたのですか?
実はスマホでやっていたんですよ。でも今回の企画でHPさんよりPCをお借りすることができ、いよいよ本格的に編集ができるようになりました。
編集は独学でやっているのですか?
いえ。ランサーズのクリエイターブートキャンプを受講したり、先生や知り合いから編集の指導を受けたり、色々な形で勉強しています。
それはすごいですね。どんなことを学びましたか?
まだ基礎的な部分がほとんどですが、データの整理や読み込み、カットして繋げたりするトランジションなどができるようになりました。まだまだ学ぶことがたくさんあるので、新たにパソコン教室に行こうか迷い中です(笑)。
向上心がすごい…!スマホからPCに変わって、かなりスムーズに編集できるようになりましたか?
そうですね。スマホのときには手をつけられなかった編集にもチャレンジしています。ただもともとPCを使っていなかったので、お借りしているPCがどれほどスゴイものなのか正直よくわからないんですよね…。あっ、でも編集を教わっていた先生が「このPC早いですね」とおっしゃっていたので、相当良いPCなのだと思います(笑)!
たしかにTomonyさんのPCは、見た目もかなりカッコいいですよね。
このPCを使って、今後やりたいことはありますか?
まずは色の調節や色の加工ができるようになりたいですね。あとは映画の画面サイズへ変更したり、好きなフォントを動画に乗せてみたり。それにBGMのフェードアウトも綺麗にしたいですし、照明だってもっとうまく使いこなしたいですね。
向上心がすごい…!(本日2回目)
クリエイティブを始めたことで、どんどん興味や関心が広がった
PCで編集するようになってクリエイティブのことを考える機会が増えたと思うのですが、何か生活に変化はありましたか?
たとえばコーヒーを淹れているときなどに、「上から撮ったらいい感じに撮れるんじゃないか」とか考えるようになりましたね。外に出かけたときにも、朝日や夕日などを目にして「綺麗だな、動画に撮りたいな」と思うことがあります。撮りたいものがどんどん増えている気がしますね。
とてもよくわかります。何かにハマるとそれにつられてどんどん興味や関心が広がっていくことってありますよね。
そうなんですよ。編集を勉強するのであれば海外のYouTubeを見た方がいいなと思って「英語の勉強をはじめなきゃ」とか、動画って結局静止画の集まりだから「カメラの勉強もしなきゃ」とか。学びたいことがどんどん増えているんです。
素晴らしいですね。クリエイティブの醍醐味を存分に味わっているように思えます。今後はどんな動画を投稿していきたいですか?
今はVLOGに力を入れてやっていきたいですね。もっと綺麗な動画を作りたいので、映像や構図も学び直したいと思っています。
動画の魅力は「見ればいつでもそのときに戻れること」
Tomonyさんのお話を聞いていると、映像や動画に対する思い入れがとても強いように思います。昔からこういったことに興味があったのでしょうか?
私は昔から物事を記録するのが好きなように思いますね。たとえば小学生の頃からずっと日記を書いていますが、それは日記を書くことで自分の考えを整理できるからなんです。
なるほど。思考の整理としての記録ということですね。
後から自分で見返せることってとても大事だと思うんです。特に動画だと、映像を見ればいつでもその時に戻れるというか…。動画を投稿して評価してもらうのももちろんうれしいのですが、いちばんは「戻れる」という感覚ですね。
「戻れる」という感覚…とてもグッときます。ちなみに映像を撮るうえでのこだわりなどはありますか?
映像って、人によって全然撮り方が違うところが楽しいですよね。撮ろうと思ったときはその人が「このシーンは残しておきたい」と思ったからであって、まったくその人と同じ気持ちで撮ることって恐らくないと思うんです。だからその映像には自然とその人の思いが入っている。そういったことが大切なんじゃないかなと思っています。
たしかにそうですよね。自分が被写体を選ぶこと、そこからすでに映像作りは始まっているんですよね。
私が好きな映画監督にソフィア・コッポラという方がいて、この人が撮る映像は一見ふわふわっとした柔らかい映像なんですね。でも描いていることは生々しくて、1人の女の子が持っている儚さや辛さ、絶望や悲しみが伝わってくるんです。いつか私もそんな映像が作れたらと思いますね。
Tomonyさんの向上心ならきっと作れると思います!色々な学びを通じて、今後の動画がどのように変わっていくのかとても楽しみです。今日はありがとうございました!
ライタープロフィール
取材・文:ハマ(長濱裕作)
フリーライター。書くことを中心に、様々なスキルを掛け合わせた「半農半X」のライフスタイルを実践している。最近ハマっているものは「けん玉」。
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