現在、日本HP×新しい働き方LABの共同企画で進められている #私をつくるクリエイティブ。この企画にチャレンジするクリエイターには日本HPよりハイスペックPCが貸与されており、新たに取り組むクリエイティブ活動を後押ししています。
今回はこの企画で、子どもと一緒にイラスト作成や写真撮影といった自身の表現力を高めるクリエイティブ活動をはじめた、新しい働き方LAB大阪キャンパスコミュニティマネージャーの花山さくらさんにお話をお伺いしました。
※なお、このインタビューは新型コロナウイルス感染拡大の影響によりオンラインで行われています。
(聞き手:新しい働き方LAB福岡キャンパス 桂浩一)
■□■□花山さくらプロフィール■□■□
新しい働き方LAB大阪キャンパスコミュニティマネージャー。ライター歴8年。
生後半年の娘を抱えて離婚後、在宅でも仕事ができるWebライターデビュー。一度は会計事務所に就職し副業としてWebライターを続けていたが、残業や土日祝勤務が多く娘との時間が取りにくくなり家庭危機を迎え就学前に独立。現在の活動はライティング講師のほか個人の魅力を引き出すプロデュースやコンサルティング業、オンラインサロン運営など多岐にわたる。仕事前にお抹茶を点てるのが日課。
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目次
きれいとカワイイがいっぱい!
愛娘と一緒に取り組むクリエイティブ活動
いきなりですが、今日のZoomの背景、カワイイですね!
でしょでしょ! これね、娘が作ったんですよ。見てくださいこのハート。カワイイでしょ。ハートに見えて、実は名前に引っ掛けて、🌸さくらの花びら🌸なんだそうです。
それが今回のクリエイティブチャレンジで取り組んだ成果物ですか?
そうそう。今回、私は「娘と一緒に取り組むクリエイティブ」をテーマの一つにして取り組んでます。
そしてもうひとつのテーマがあるんですが、私自身がこれまでIllustratorやPhotoshopを使いたいと思いながら使えていなかった事実がありまして。学ぶチャンスは何度かあったんですが、きっかけが無く、今回のチャレンジがいいきっかけになってくれたんやなあと思ってます。
ではまず「娘と一緒に取り組むクリエイティブ」について詳しく聞かせてください
まず、私が覚えたadobeアプリのスキルを娘に教えています。同時に、アプリ操作説明用の動画を娘と一緒に観て、ふたりで互いに意見を言い合っていろんな作品を作ってます。
今Zoomの背景にしているハートっぽい🌸さくらの花びら🌸いっぱいの作品は、娘がwindows付属のペイントソフトで作ったもので、多分5分くらいでちゃちゃっと仕上げた作品です。
他にもこのアジサイの背景もあります。これはふたりの協働作業で、6月のイベントの時に背景として使いました。これもかわいいでしょ?
実は娘は今学校のICT係というのに選ばれまして(笑)。学校でタブレットを使って写真を撮ったり行事のことをブログに書いたりという活動をしてるんです。私よりもクリエイティブかも!
すごいですね!世代の差を感じる!
あと、LINEスタンプを作りたいとか、親子のきずなを深める動画をyoutubeで発信するっていうのが娘の当面の目標です。もう私ついていけない・・・。
最近、カメラも買ったんですよね。
買いました!
CanonのEosKiss X10iです。桂さんや楠本さんにさんざん相談して…その節はお世話になりました。そしてこれからもよろしくお願いいたします。
さて、カメラに戻りますと、4K動画を撮れるのを選びました。娘にも使ってほしくて。自分自身でいろんなことにトライしていくというのが私の考えなので、その思いを娘も継いでくれてるんやなあと感心してます。
検察官を目指して勉学に励む日々のはずが。
花山さんは今ではライターとしても第一線で活躍しているクリエイターですが、大学時代からクリエイティブに親しんでたのですか?
実は大学時代は法学部でした。
え?
周りに複雑な家庭環境の方が多かったので周囲の環境も理由ではありますが、DVや子どもの貧困をなくしたいという思いで法学部を志したんです。真剣でしょ!
では、将来は弁護士を目指してたとか?
検察官になりたかったんです。いろんな不条理を法の下で正したいと思ってました。
そんな高尚な思いを抱いていたのになぜ今・・・?
検察官になりたいという思いの一方で、ゲームクリエイターにもなりたいと思ってたんです。
ええ?
影響を受けたのはドラクエとかファイナルファンタジーとかRPG系ですね。子どもの頃から大好きやったんです。
で、大学進学の時に親に「ゲームの専門学校に行きたい」って言ったらバチーーン!って頬を叩かれて(笑) しかたなく法学部に進みました。
大学の時も法律の勉強の傍ら、ゲームとかパソコンとかへの興味が尽きることはありませんでした。クラブ活動でプログラミングやら自作パソコンやらを楽しんでいる人が周りにいっぱいいて、そこでみんながいろいろ触ってはるのを見て「私も教えて~」と。
実際にC言語を扱いだして簡単なゲームアプリをつくってはいましたね。ただ、デザイン関連のソフトについてはその時は表面的なざっくりとした操作しかできなかったんですけどね。
それから法律とクリエイティブの両輪が続くと?
司法試験は卒業後もチャレンジしいていたんですが体を壊して、結果断念することになったんです。それ以降はいろいろな経験を経て、子育てをしながらライターとして独立して今に至るって感じですね。
ちなみに、在学中に法律系や財務系の資格はいくつか取得したので、有資格者として記事を書くこともあります。経験はすべて活きていますね。
「個人が自分を活かして活躍するためのプロデュース」を手掛るために
今回のクリエイティブ活動を通して得た気づきはありますか?
私今めちゃくちゃ痛感していることがあって。
クリエイティブを学ぶのはいいけど、最初の仕事をどうやって取っていくかっていうのが大きな課題やと思います。例えば私の場合既にライターとして600件以上の実績はありますが、イラストや写真の実績は皆無です。初心者向けの案件もなかなかないので、悩みどころですね。
確かにそこは自分が踏み込んでみないとわからない部分ですね
そうなんです。ライター以外の仕事としてセルフブランディングやSNSマーケティングなどのビジネスコンサルティングも手掛けているんですが、この仕事は、「個人が自分を活かして活躍するためのプロデュース」なんです。つまり、私自身が経験していないことは教えられない。コンサル生自身が1人でも再現できるように、私自身がクリエイティブやSNS運用を仕事にして実践で学んで再現性を持たせることが重要だと考えています。
もちろん、今回チャレンジしたクリエイティブのゴールとしては、自分のブログやyoutubeのサムネイルをちゃんと作りたいっていう考えもありますが、私自身が複数のスキルを身につけて仕事に活かしていくことも大事なことだと思っています。
わかりました。最後に読者のみなさんへメッセージをお願いします。
法律を学んでいた頃から変わらないのが「シングルマザーや母親が生活を豊かにし、子どもの貧困を減らしたい」という考えです。そのために、在宅でも仕事はできること=子どもに寂しい思いをさせずにすむこと、クリエイティブをはじめとして子どもの教育環境を整えてあげられること、その上で自分自身が生き生きと働くことができること。
これらすべてを同時に実現することをあきらめないで欲しいと思います。
私自身がそれを実践し、証明し、人に伝えていく。それで多くの人が幸せになれるんやったら、一生懸命に頑張った甲斐があるかなと思っています。
インタビューを終えて
花山さくらさんとは何度か実際にお会いしたことがありますが、初対面以降常に「カワイイを身にまとった美女」というイメージを持っています。方言効果もありますが、今回のインタビューも画面越しではありますが常にカワイイオーラを発しており、実際に生み出される作品もかわいらしさ全開の素敵な作品ばかりでした。
そして自ら経験したことを基に、それを語ることで説得力を持たせるという考え方には完全に同意。
この先、より幅広い分野で多彩なアドバイスが出来るコンサルタントとして活躍されることを祈っています。
ライタープロフィール
取材・文:桂浩一
20年間の会社員経験を経てフリーランスとして独立し5年目。
九州を中心に取材・インタビューや写真撮影、新しい働き方に関するセミナー講師など、幅広い分野で活躍中。
https://www.lancers.jp/profile/hk-challenge
■□■□貸与されたPCスペック■□■□
ノートパソコン Spectre x360 15
メモリ:16GB
CPU:AMD Ryzen 5 3500U
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